『カギ』にまつわるQ&A

アパートの入居・中古住宅の購入の際の「カギ」について

Q.カギを交換するのみ、何件かカギ屋さんに聞いたら金額がどれも違う。どうして?

A.カギの交換とは、たいていシリンダー交換を指します。防犯シリンダーには多くの種類があるので、カギ屋さんによって推薦するシリンダーの種類が違うことがよくあります。
また、同じ種類のシリンダーでも、製品代・出張費・工費の金額は違ってきます。手間隙仕事ですから定価というものが存在しません。住宅リフォーム代金が工務店によって違うのと同様です。

また、大手フランチャイズなど全国ネットワークの加盟店である場合は、ロイヤリティーや仲介料が発生しますので、その金額分が上乗せされるケースが多くなります。
あるいは錠前の種類によっては、シリンダーだけ交換することができず、錠前まるごと交換しなければならない場合もあり、さらに追加加工が必要になるドアもあります。ですから、一概に「カギ交換がいくら」とは言えません。

日本では錠前の種類やシリンダーの種類が大変多く、互換性がない錠前もときどきあります。EU諸国ではユーロプロファイルという錠前の統一規格があります。
正確な見積をとるためには、やはり直接自宅に来てもらうべきです。

Q.カギ穴の廻りが渋くなってきたんだけど、どうしたらいい?

A.グリスやシリコン潤滑剤を吹くと一時的にスムーズに動く場合がありますが、ごみやほこりが付着して油分が固まります。
最終的には「カギが廻らない」トラブルが起こりえます。カギ穴のメンテナンスにはカギ専用の潤滑剤が必要です。近年のピッキング対策用のシリンダーの多くは高精度で、カギ穴内部は密閉構造になっています。
つまり磨耗やほこりに弱くなっており、耐用年数は短くなっています。3ヶ月に1階で十分ですから、カギ穴用の潤滑剤を吹くことをおすすめします。

お手軽な対策方法は、鉛筆の芯を粉末にしてキーにまぶしてやることです。
鉛筆の芯に含まれている黒鉛が金属部分に付着し、自己潤滑するためです。

Q.カギ屋さんを呼んで家のカギを開けてもらったら、1万円も取られた!これって高すぎ?

A.カギ開けの料金は、高いと感じる人が多いようですが、これはいわゆる『特殊技術料金』なのです。
カギ屋はいろんなカギを購入し、分解したり、場合によっては特定の種類のカギだけのために専用解錠工具を購入したりもします。1つのカギの種類だけで投資する金額が多額になったり、かなりの時間を費やしたりしているのです。

また、たいていのカギ屋さんは夜間の追加料金を設定しています。もし深夜に呼んだのなら、その金額は決して高い金額ではないと思われます。
カギの種類によって難易度も違い、料金も変わります。ある意味「言い値」の世界であることも事実です。ただし相場料金というはありますから、悪徳カギ屋には気をつけましょう。

Q.オートロック付のマンションは安全ですか?

A.多くのマンションで採用されているエントランスドアのオートロックは、セキュリティ対策にとても有効だといわれていますが、エントランスのオートロックだけで、セキュリティ性が高いとは一概に言えません。
逆に、オートロック付きのアパート・マンションばかりをターゲットにする窃盗グループもいるようです。
オートロック付きのマンションでも、以下のような手口で空き巣被害に会った例はたくさんあります。

空き巣被害の例
■センサーを誤動作させる裏の手口を使う。
■テンキー式の暗証番号を盗み見る。
■マンション住人を装い、住人の後に続けて入る。
■住人が室内から出てくるタイミングで侵入する。
■宅配業者を装ってインターホンを鳴らす。
■通用口ドアが開放状態になっている。
■非常階段から屋上まで登れてしまう。
などなど、オートロックを過信する人が、玄関ドアの施錠を怠っているがために、空き巣被害にあった例もあります。